提案依頼書(RFPs)

応募受付中

Worldのエコシステムが拡大を続ける中で、私たちはコミュニティの発展を後押しするため、持続的な成長に向けた重点分野を対象に、助成金プログラムやオープン応募の機会を設けて支援しています。

01. World IDプロトコルレベル

研究開発

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マークルプルーフプライベート情報検索(PIR):

クライアントはWorld ID証明を生成するためにMerkle包含証明を照会する必要があります。ただし、他のメタデータとの相関関係により、ユーザーの匿名性が損なわれ、個人が特定されるリスクが生じる可能性があります。

モバイル端末における証明生成のパフォーマンス:

World IDウォレットは幅広いユーザーに対応しており、低スペック端末でも利用できるよう設計されています。そのため、現在のライブラリのパフォーマンス向上、ベンチマークの実施、または代替となる証明システムの実装などが求められる可能性があります。

スマートコントラクトウォレット向けNullifier:

Nullifierにおけるソーシャルリカバリー。

Proof of Personhoodの影響分析:

社会におけるProof of Personhood(人間性の証明)の影響分析と、ユーザーの安全性とプライバシーを向上させるための提言。

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虹彩コードゼロ知識機械学習(zkML):

ゼロ知識証明で画像から虹彩コードを生成する処理。これにより虹彩コードの自己管理アップグレードが可能になります。

顔認証ゼロ知識機械学習(zkML):

顔の埋め込みを計算し、Orbから取得した埋め込みと比較することで、クライアント側における信頼前提を軽減できます。

MPCの一意性チェック:

複数の当事者で一意生チェックを実行することで、分散化が促進され、ユーザーのプライバシーが向上します。

虹彩ハッシュ:

虹彩コードや(顔)埋め込み情報の匿名化。

World ID証明のバッチ認証:

個々の証明を集約して、オンチェーンの認証コストを削減する。

継続的な堅牢性

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インデクサーのホスティング(例:ツリー可用性サービス):

リードレプリカの代替案。

EVMチェーンへのブリッジ:

World IDはEthereumメインネットで展開されており、Optimismへもブリッジされています。既存のステートブリッジリレーやにより、他のEVMチェーンへのサポートも容易です。これにはステートブリッジリレーやのホスティングや、他チェーンへの認証コントラクトのデプロイが含まれます。

EVM以外のチェーンへのブリッジ

EVM以外のチェーン(例:Starknet)もサポートする必要があります。これには、リレーやオンチェーンの認証コントラクトでのサポートの提供、または完全に異なるアプローチの実装が含まれる可能性があります。

エクスプローラーと可視化

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マークルツリーエクスプローラー

World IDはすでにセミzkRollupとして運用されています。今後は、ブロックエクスプローラーやネットワークの内部構造を可視化・分析するためのツールを追加することで、この仕組みをさらに発展させることができます。

オーブの概要/分析

理想的には、クラウドソース型の不正分析にも十分対応できるレベルを目指します。

Worldcoinデータダッシュボード / ビジュアライゼーション / 分析。

02. ハードウェア

Orb開発

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なりすまし検出:

なりすまし検出アルゴリズムの継続的な改善は、セキュリティ基準の向上に寄与します。Orbファームウェアの検証可能性:ユーザーエージェントを通じたOrb取得経路の認証機能追加。

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ファームウェア

最近の消費者向け電子機器と同様に、継続的なアップデートによって、セキュリティ、機能性、安定性を向上させることができます。具体的な例としては以下が含まれます:

ハードウェア開発

Orbの現行バージョンはネットワークの拡張を可能にしているのに対し、将来のバージョンでは設計、ハードウェアのセキュリティ、コストがさらに改善される可能があります。

  • インダストリアルデザイン:次世代Orbのデザイン開発
  • ハードウェアセキュリティ: 改ざん防止機構のさらなる改善
Orbの代替(ハードウェア+ソフトウェア):

既存のデバイスを改良した、代替的で革新的なOrbのデザインを探索する。

署名カメラ:

サプライチェーンのさらなる分散化を実現するため、将来のOrbにおいて利用可能な署名付き画像および映像ストリームを生成できるオープンなカメラモジュールの開発。

Orb供給の分散化

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Orb工場と生産:

新規および既存の工場におけるOrb製造を支援する取り組み。初期生産コストの補助から、需要拡大に伴う生産能力の拡張支援までが対象。

流通:

Orb流通業者のサポートにより、オーブ供給ネットワークのレジリエンスを向上させる。

セキュリティテスト

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World IDの認証のセキュリティを継続的に改善するために、対応するインフラ(Orbハードウェア、Orbファームウェア、なりすまし防止アルゴリズム、アプリ、オペレーターアプリ)を継続して監査する必要があります。

03. ユーザーエージェント

インフラ

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セーフリカバリー基盤:

Safeスマートコントラクトウォレットのためのオンチェーン・オフチェーンリカバリーソリューション。

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トランザクション・シッター:

既存バージョンへの異なる実装やコントリビューション。

トランザクション・バンドラー:

既存バージョンへの異なる実装やコントリビューション。また、ERC4337バンドラーの文脈で代替ノードとして実行することも含みます。

ネットワークトラフィック匿名化:

ユーザーエージェントと他サービス間のすべての通信は、メタデータ漏洩リスクを減少させるため、ネットワークレベルの匿名化を介して行う必要があります。

モバイルクライアント

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代替ウォレット:

ウォレットキットを実装する独立したWorld IDウォレットの実装。これにはWLD配布の請求も含まれる可能性があります。

セーフリカバリー基盤:

Safeスマートコントラクトウォレットのためのオンチェーン・オフチェーンリカバリーソリューション。

ウォレットキット:

ウォレットキットへの貢献。

04. World IDアプリケーション

投票

人間であることの証明(Proof of Personhood)がない場合、主な分散型投票手法はトークン保有量に基づく方式か、評判に基づく方式のいずれかになります。これらの仕組みでは、不正な参加者がシステムを悪用し、本来よりも大きな影響力を持ってしまう可能性があります。PoPを導入することで、「1人につき1票」の投票や、二次投票(quadratic voting)などのより公平な投票モデルを実現することができます。

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二次投票:

本提案で求められる成果物は、World IDを基盤とした二次投票(Quadratic Voting)の実装です。最も単純なアプローチは「sqrt(token_balance)」を採用することですが、投票専用の残高や異なるコスト関数を用いる設計も検討に値します。(これらの方法は、二次投票の原論文の理念により忠実な実装となります。)

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信頼を必要とせず、プライバシーを確保しながら共謀を防止できる投票モデル。

賄賂などに強い完全な投票モデルを構築するのは驚くほど難しいものです。MACIはこの分野で大きく進展しています。これをWorld IDとどう統合するか?注:答えは簡単な場合もあります。

トラストレスでスケーラブルな投票インフラ

投票参加のコストはごくわずかでなければならず、そうすることで参加最大化が図れます。そのため多くの場合、主にオフチェーン(例:Snapshot)で行われます。これをZKPを用いてL3として実装することも可能です。

ボット耐性ソーシャルメディア:

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PoPによって画期的な評価システムの設計、スパムアカウントや詐欺師への対応、メッセージ認証とプライバシー保持のためのゲーム理論や暗号技術の応用を通じて、ソーシャルメディアを再構築する取り組みを支援します。

広告に代わるデジタル施策:

応募受付終了:

オンラインマーケティングは現在ほとんどが広告に限られています。アナログの世界ではクーポンや無料サンプルも人気の手法ですが、これらはシビル攻撃に悪用されやすいため、現在オンラインでは機能していません。proof-of-personhoodを使ってこの課題を解決します。

ユニバーサルベーシックインカム:

PoPを解決する主な目的の一つは、、UBIを実現する技術インフラを作ることです。効果的なUBI実現には、経済・政治・哲学・社会学を横断したシステム設計が必要です。最終的な到達点は明確ではなく、前進の道筋を明確にするための実験が求められます。

応募受付中:

哲学的・倫理的考察:

UBIに関する倫理的懸念やAI駆動型経済システムの影響を検討・解決するための提案。

実験的フレームワーク:

貧困削減、経済活動、社会的福祉などの指標を用いて、UBIの社会的・経済的成果を評価するための実験的フレームワークを設計。

地域実証プログラム:

Worldcoinを活用したUBIの導入を検証するため、地理的に多様な地域での実証プログラムの提案。地域経済への影響およびコミュニティの受容性に焦点を当てるものとする。

ガバナンス:

World IDを用いることで、単純なコイン投票の枠を超え、新しいガバナンスシステム設計の可能性を大きく広げられます。実験が活発になることで、コミュニティ主体の公共財資金調達、分散型プロトコル開発・保守、プライバシー強化手法、より堅牢なDoS対策や評価システムの探求が可能です。私たちは、独創的・既存のガバナンス設計についての継続的研究とMVP実装をサポートします。

分散型ガバナンス:

従来のコイン投票に代わる手法を検討する提案。具体的には、二次投票(Quadratic Voting)、信念投票(Conviction Voting)、レピュテーションベースのシステムなどが対象となります。これらのモデルは、意思決定プロセスにおける公平性および代表性の向上を目的とすることが望ましいです。

評価メカニズム:

World IDを活用し、過去の貢献や専門性、コミュニティのフィードバック等を考慮しつつ、分散型ネットワークにおける信頼構築のための評価システム開発に関する提案。

実証的実装:

World IDを活用し、現実社会の環境下で新たなガバナンスモデルをテストする実証プロジェクト。これらの実証実験は、World IDが利用可能で、多くのOrbによる人間認証が行われているコミュニティにおける、新旧のガバナンス枠組みを実験することに焦点を当てます。

05. オペレーション

World Networkにおけるオペレーションは「アナログ世界」で人々がWorld ID認証を受けられるようにすることを指します。主な参加者はOrbオペレーターであり、物理的な場所でOrbを提供する独立起業家や世界各地の団体です。

応募受付中:

オペレーターアカデミー:

新規オペレーターのオンボーディングを促進するため、教育資料の作成や継続的なサポートを行います。

対面監査:

悪意ある行為者の検知および防止を支援する取り組み。

応募受付終了:

新規国へのOrb展開:

他国でのベストプラクティスを参考にしながら、新たな地域・法域において、新規オペレーターおよび組織へのOrb運用を導入。

新しいツール:

Orbオペレーターのグローバルコミュニティのために、既存のハードウェア機器とソフトウェアツールを改善。