Worldのよくある質問

全般

Worldは実在する人間のネットワーク。人間であることの証明、金融インフラ、コミュニティをすべての人に提供します。

AIと人間を見分ける仕組みを通じて、すべての人が公平に参加できる社会を目指しています。

AIをはじめとするテクノロジーはいま驚くほどの速さで進化しています。その恩恵をすべての人が公平に受けられるようにすることが、Worldの目指す未来です。

Worldは、AI時代の恩恵をすべての人に届けるために構想されました。

World ID

AIが進化するにつれて、人間とボットを区別するためには、拡張性があり包括的な方法が必要です。 World IDは、個人情報を共有することなく、あなたが唯一無二の人間であることを証明できる、シンプルで安全なツールです。

認証済みのWorld IDは、「本物の人間」であることを匿名性を保ったまま、何度でも証明できます。マッチングアプリビデオゲーム、ソーシャルメディアコミュニティなど、人間だけが利用すべきサービスへのアクセスに活用できます。World IDは匿名設計のため、氏名、生年月日、住所などの個人情報を入力する必要はありません。

World IDは、オープンソースで分散型、かつパーミッションレスなプロトコルの上に構築されています。つまり、特定の誰かが所有しているわけではなく、誰でもWorld IDと接続したり、その仕組みを使ったサービスを自由に作ったりできます。World IDは、インターネットの信頼基盤となり、AI時代に人々が安心して活動できる環境づくりを目指しています。

World IDを認証するには、次の3ステップを実行してください:

  • ステップ1:World AppをApp StoreまたはGoogle Play(対応国のみ)からダウンロードします。
  • ステップ2:アプリの案内に従って、実在する唯一無二の人間であることを認証できるWorldスペースやOrb認証会場を見つけてください。
  • ステップ3:World Appで認証済みのWorld IDを使えば、個人情報を開示することなく、日常のさまざまなアプリやサービスを利用できます。

Orb(オーブ)は世界各地で順次展開中。お近くのOrbの設置状況は、World Appで随時ご確認いただけます。

Orbによる人間認証では、目と顔の画像のみが唯一のデータとして使われます。氏名、メールアドレス、性別など、そのほかの情報は一切必要ありません。

虹彩画像は、あなたが唯一無二の人間であることを確認するために使用され、顔画像は顔認証(Face Auth)によって、OrbでWorld IDを認証した本人だけがそのIDを利用するために使われます。

World Appに登録したあとの流れ:

  1. Orbがあなたの虹彩と顔の高解像度画像を撮影します。
  2. Orbはこれらの画像を使って人間であることを確認し、虹彩画像を一意のコードに変換したうえで、ランダム化されたマルチパーティ計算(MPC)の断片に分割します。
  3. Orbは画像とMPCの断片を、完全に削除する前にあなたのスマートフォン(パーソナル・カストディ・パッケージ)へ送信します。
  4. あなたの端末は断片をAMPCサービスに送信し、過去に認証済みでないことを確認します。
  5. World IDが認証されます。

AMPCやOrbによる処理を含む、人間認証に関わる多くのプロセスやコードは、こちらから誰でも閲覧・監査できます。

いいえ。OrbでのWorld ID認証は一度だけで完了します。

認証済みのWorld IDを使用する際は、アプリやウェブサイトで「人間であることの証明」が求められたときに、スマートフォン上でWorld Appを開くだけです。

  1. 「World IDでサインイン」が表示された場合は、タップするとWorld Appが自動的に起動します。
  2. デスクトップを利用している場合は、画面に表示されるQRコードをWorld Appで読み取るよう案内されます。
  3. リクエスト内容を確認し、タップして承認してください。

一部のアプリでは、追加のセキュリティ対策として顔認証(Face Auth)による確認が求められる場合があります。 これは、Orbで認証された本人のみが、そのスマートフォンでWorld IDにアクセスできることを保証するためのものです。この確認処理はすべてスマートフォン内で安全に実行されます。

いいえ。World IDは、利用時に個人が特定されないよう設計されています。たとえば第三者のサービスで、あなたが唯一無二の人間であることを証明する場合でも、World IDそのものが第三者に開示されることはありません。これは、ゼロ知識証明(ZKP)という暗号技術によって、有効なWorld IDを持っているという事実だけを示せるためです。 また、World IDと自己管理型Worldウォレットは接続されておらず、用途が異なる独立した暗号鍵でそれぞれが管理されています。

World IDを認証すると、Worldプロトコルと連携する数百のアプリやサービスで利用できます。 主な活用例は次のとおりです:

  • 実在する人間同士のゲームプレイ
  • 実在する人間とマッチング
  • 実在する人間との取引、買い物
  • 実在する人間による投票に参加する

このとき毎回の操作は同じで、スマートフォンでシンプルかつ即時に一度きりの証明が行われます。

World IDは、Webサイトやモバイルアプリへのサインインや認証に利用でき、ボットやAIではなく、唯一無二の人間であることを匿名で証明します。名前、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を開示する必要はありません。 アプリやサービス側は「実在する人間である」という事実のみを確認でき、あなたの行動をWorld ID経由で追跡することはできません。 現在、Razer、Match Group、Okta Auth0などがWorld IDと連携しています。

また、World IDは、特定の製品やサービスが「一人一回限り」で利用されることを保証したい第三者が、同一人物による複数申請を防ぐ用途にも利用できます。

今後の展開として、World SDKはオープンソースとして公開されており、誰でもWorld上に新しいサービスを開発できます。 今後さらに多くの開発者がWorld IDによる「人間であることの証明」を活用することで、新たなユースケースが生まれていくでしょう。

World ID認証情報を使うことで、政府発行の本人確認書類(NFC対応パスポートやマイナンバーカードなど)の暗号化データをWorld IDに追加できます。これにより、第三者に個人情報そのものを共有することなく、自分の情報を安全に証明できます。

本人確認情報をスマートフォンに保存することで、「実在する唯一無二の人間」であることに加え、必要最小限の情報だけで他の属性も証明できます。たとえば、World IDユーザーは、マッチングアプリで年齢制限を満たしていることを、誕生日や身元を明かすことなく証明できます。

いいえ。World IDを利用しても、Orbで処理された画像やデータが開示されることはありません。World IDは匿名で使えるよう設計されています。 World IDのデータを通じて、第三者があなたの行動を互いに関連づけることもできません。また、自己管理型のWorldウォレットとも接続されていません。 認証済みのWorld IDは人間証明として誰でも利用でき、名前、メールアドレス、電話番号、SNSプロフィールなどの情報を提供する必要もありません。

World IDは、パーソナルカストディを含め、あなたが自分の情報を自在に管理できる、他に類を見ない高度な管理権限を提供します。

パーソナルカストディとは、OrbでWorld IDを認証する際に生成されるすべての情報(写真、メタデータ、派生データ、一意なコードなど)が、あなたのスマートフォンのみに保存される仕組みを指します。また、これらの暗号化ファイルは、World財団、Tools for Humanity、第三者企業のいずれも、サーバーを経由する過程で復号することはできません。さらに、あなたのスマートフォンが危険にさらされた場合でもデータが保護されるよう、システム全体が設計されています。

World IDを利用する際には、利用者の匿名性を守るための複数のプライバシー保護策が講じられています。

まず、ゼロ知識証明(ZKP)によって、個人情報を開示することなく、唯一無二の人間であることを証明できます。さらにZKPは、World IDの利用がアプリ間で追跡されたり、生体情報と紐づけられたりすることを防ぎます。

また、World IDはSemaphoreと呼ばれるオープンソースプロトコルを利用することで、World IDデータが個人の身元と結びついたり、他のアプリの人間証明と関連付けられたりしないよう設計されています。

ZKPの詳細を見る

プライバシー保護設計に関するホワイトペーパーを読む

プライバシーに関する技術詳細を読む

World App内で、iCloud(iOS)またはGoogleドライブ(Android)によるバックアップを選択することで、簡単にアカウントをバックアップできます。

手順ガイドを読む

ご不明な点が解決せずお困りの場合は、World App内の「設定」>「サポート」>「サポートに連絡」からサポートチームにご連絡ください。 状況をできるだけ詳しく記載し、スクリーンショットを添付していただくことをおすすめします。

手順ガイドを読む

World IDはオープンソース、パーミッションレスなプロトコル上に構築されており、誰でも新規・既存アプリと連携できます。開発者向けドキュメントはすべて無料公開されています。なお、World ID提示時に利用されるゼロ知識証明(ZKP)により、第三者(政府アプリ等含む)がどのWorld IDが誰のものか特定したり、アプリ間で個人を追跡したりすることはできません。

World App

World Appは、World IDやウォレットに安全にアクセスできる、AI時代の次世代アプリです。 World IDを通じて「人間であること」を証明し、デジタル資産のスムーズな取引を実現します。

World Appを使えば、誰でもOrbで認証済みのWorld IDを取得し、Webサイトやアプリへのサインインなどの本人確認を、個人情報を共有せずに簡単に行えます。さらに、日常生活に役立つミニアプリを通じて、ゲーム、金融、コミュニティなどでWorld IDを活用できます。

また、World Appの自己管理型の暗号資産ウォレットとして、分散型金融(DeFi)へのアクセスも可能です。暗号資産の貯蓄・送金・入金・出金に対応しており、信頼できる取引所や決済事業者などがWorld Appを各プラットフォームで提供しています。

World Appは、誰でも直感的に使えるよう設計されたデジタルウォレットです。

World IDユーザーは、ガス代無料で取引を行うことができ、暗号資産の初心者でも安心して利用できます。 EthereumやWorldのエコシステムの中で、日常利用に本当に必要な機能だけを厳選し、シンプルで分かりやすいUIを実現しています。

また、ミニアプリのネットワークを通じて、ゲームや金融、コミュニティなど、World IDを活用した多彩な体験を楽しめます。

さらに、アプリサイズは約18MBと軽量で、10年以上前のスマートフォンを含む世界中の端末(Android 98.2%、iPhone 94.5%)に対応。多言語サポートにより、誰もが使いやすい設計になっています。

World Appは、Optimismメインネットを通じてEthereumの拡張性を活用し、信頼性の高いオープンプロトコルやAPIを統合した、使いやすい単一アプリです。

たとえば、WorldウォレットはSafeのコントラクトを利用したアカウント抽象化によって、セキュリティの強化とガスレス取引を実現しています。また、ENSユーザー名によって、使いやすい個人間(P2P)送金にも対応しています。さらに、Uniswapプロトコルを利用してWBTCやWETHをCircleのUSDCブリッジ版に交換すれば、世界中どこからでも24時間いつでも裏付け資産のあるデジタルドル(USDC)にアクセスできます。RampNetworkやStripeなどのパートナーとの連携により、多くの国で法定通貨と暗号資産のシームレスな交換にも対応しています。

World Appをダウンロードして、お近くのWorldスペースを見つけましょう。World Appは現在、世界150以上の国で利用できます。

World App内の「設定」>「サポート」から、ライブサポートをご利用いただけます。「設定」タブにアクセスできない場合は、端末を数回振って「問題を報告」を選択してください。 また、World Appヘルプセンターでは、よくある質問とその回答もご覧いただけます。

World Appのダウンロードやアカウント作成には、氏名・メールアドレス・電話番号などの情報は必要ありません。 TFHに追加情報を任意で提供することもできますが、必須ではありません。

詳細は、World AppおよびWorld IDをご確認ください。

Orb(オーブ)

Orbは、あなたの個人情報を取得することなく、「唯一無二の人間」であることを安全に証明するオープンソースデバイスです。 Orbは顔と目の写真を撮影してWorld IDを認証し、撮影された画像データはスマートフォンへ送信されたあと、Orb側から自動的に削除されます。 これは、同じ人が複数回World IDを取得することを防ぐために欠かせない仕組みでもあります。

Orbに関する詳細情報はブログをご覧ください。

Orbは、Worldプロトコルの一部として「人間であること」と「唯一性」を認証するデバイスです。まず、認証を行う人物が人間であることを確認し、目の画像を抽象化・暗号化して匿名フラグメントに変換します。独立した第三者がこれらのフラグメントを検証し、唯一性を確認します。その後、すべての画像と派生データはパッケージ化され、Orbによって暗号化と署名が施されます。データはOrbバックエンドを経由してユーザーの端末に送信されますが、バックエンドでも復号はできません。送信完了後、Orb内のすべての画像は完全に削除されます。人間認証のプロセスはすべてOrb端末内で完結し、プライバシーを最優先に設計されています。

名前、メールアドレス、電話番号、ソーシャルプロフィールなどを提供する必要はなく、誰でもOrbで自分が人間であることを認証できます。

人間証明について詳しく見る

Orbについて詳しく知る

人間であることを確認するための特徴には、個体差の大きさや信頼性など、さまざまな要素があります。その中でも虹彩は、プライバシー保護と精度の両面で特に優れています。 虹彩は、指紋や顔の特徴よりもランダム性が高く、外的要因による変化がほとんどありません。そのため、詐称耐性が高く、プライバシーをより確実に守ることができる生体情報とされています。さらに、指紋のように比較的容易に偽造・盗用されるものと違い、虹彩パターンを偽造または不正に利用することは極めて困難です。

いいえ。Orbは顔と目を撮影するだけで、目に損傷を与えることはありません。国際規格(IEC-62741)が定める目の安全基準にも準拠しています。

Orbが使用している人間認証、唯一性認証技術は一般公開されています。World(World財団を含む)は、今後も安全性とプライバシーを最優先に開発を続けていきます。

Orbは世界中で利用可能です。World Appをダウンロードするか、お近くのOrbをこちらで検索してください。

World ID認証に関するデータは、Orb本体には一切保存されません。

Worldは設計段階からプライバシーを最優先にしており、強固なプライバシープログラムのもとで、プライバシーを保護した人間証明によって認証されたユーザーに、安全なサービスを提供しています。 撮影された画像やその派生データは、すべて暗号化・署名された上でOrbから本人のスマートフォンへ送信され、その後、Orb本体からは完全に削除されます(Orbのバックエンドでも復号は不可能です)。

いいえ。Orbは人間認証、唯一性認証のために顔と目の写真を撮影しますが、写真はOrb本体に保存されず、本人のスマートフォンへ送信されます。

Orbでの処理後に残るのは、目の写真から生成されたデータを暗号化・断片化してAMPCネットワーク上に分散保存した抽象的な情報のみです。 このデータは個人のウォレットやWorld Appアカウントとは一切関連付けられません(AMPCの詳細はブログ記事をご覧ください)。

プライバシー技術の詳細を見る

Orbには、プライバシーを最優先に設計された複数の保護機能が備わっています。 高性能なコンピューティングユニットを搭載しており、複数のニューラルネットワークをリアルタイムで同時処理できます。これにより、暗号化前の画像をOrbバックエンドで処理することなく、すべての人間認証プロセスをOrbの端末内で完結させることができます。

認証後、すべての画像と派生データはOrbによってパッケージ化・暗号化・署名され、Orbバックエンド経由でユーザーのスマートフォンに送信されます。送信完了後、Orb本体からはすべての画像が削除され、バックエンドでも復号はできません。

World財団およびTools for Humanityは、虹彩情報を一切保持しません。撮影された虹彩画像は数値コードへと抽象化され(詳細は技術ドキュメント参照)、その後、暗号技術によって複数の断片に分割されます(AMPC:匿名化マルチパーティ計算のブログ記事参照)。 これらの断片は毎回異なる形で生成されるため、個々の断片から元の情報を復元することはできません。さらに、断片は大学などの独立した複数のパートナーによって分散的に管理され、再結合されることはありません。

Orbについて詳しく知る

Worldのプライバシー保護方針に基づき、Orbにはなりすまし・改ざん・ハッキングを防ぐための高度なセキュリティ機能が搭載されています。

各Orbには秘密鍵が割り当てられており、セキュアハードウェア内に安全に保存されています。この秘密鍵は、Orbの認証および重要なメッセージの署名に使用されます。また、不正防止アルゴリズムはマルチスペクトルセンサーに基づいて設計されており、端末上で実行されることで、最大限のプライバシーを確保します。さらに、Worldを支援するホワイトハッカーチームが継続的にテストを行い、複数の専門チームが日々Orbのセキュリティ強化に取り組んでいます。

はい。Worldは、できる限り多くの技術をオープンソース化し、ネットワークの完全な分散化を目指しています。 これは、透明性とセキュリティを確保するだけでなく、将来的に他のチームがWorld向けデバイス開発に参加できるようにするためでもあります。

重要なステップとして、現行Orbのハードウェア関連エンジニアリングファイルはGitHubリポジトリで公開されています。これらのファイルは、Eagle(プリント基板設計ツール)をダウンロードして閲覧したり、AutodeskのCADビューワーで無料で確認できます。

すべてのファイルは、MIT Open Source Licenseに基づき、UniswapのBSLおよびElectric Coin Co.のBOSLに着想を得たWorld Network(責任ある利用ライセンス) の下で公開されています。 このライセンスは、透明性と分散性の維持、そして技術の悪用防止とのバランスを図ることを目的としています。 将来的には、セキュリティを損なわない範囲で、ファームウェアもオープンソース化または責任ある利用ライセンスの下で公開する予定です。

いいえ。World Appは、対応している国や地域であれば無料で利用できます。World IDの認証を受けていなくても、使用を開始できます。

はい。Worldオペレーターは、アプリ内・対面の両面から認証者が成人であることを確認しています。各国で定められた成人年齢(通常は18歳以上)に達している必要があります。

Worldのオペレーション

Orbを利用できる国は世界中で増え続けています。World Appをダウンロードするか、お近くのOrbをこちらから検索してください。

Worldオペレーターは、地域コミュニティでOrbを運用し、Worldの紹介やOrbによるWorld IDの認証サポートを行うことでWLDトークンを獲得できます。 オペレーターは、World、World財団、またはTools for Humanityの従業員ではありません。 法令遵守と公共の安全を重視した厳格な行動規範に基づき、独立して運営しています。

Worldオペレーター詳細を見る
Worldオペレーターは、World Appのダウンロードやアカウント登録のサポート、Orbでの人間認証の案内、学習リソースの提供などを通じて、ユーザーのWorld ID認証を支援しています。 また、WorldヘルプセンターおよびWorld App内のライブサポート(「設定」>「サポート」>「サポートに連絡」)を通じて、24時間体制でユーザーを支援しています。

コミュニティオペレーターは、地域コミュニティ内でセルフ認証型のOrbを運用し、誰もがWorldの恩恵を受けられるように活動しています。 コミュニティオペレーターは、拠点やチームを持たずに個人で活動しますが、Worldオペレーターは複数の拠点やチームを有する場合もあります。

コミュニティオペレーターについて詳しく見る

Worldは、すべての人のためにあります。 このネットワークは、誰もが世界経済にアクセスできるように設計されており、現在は五大陸にわたる多様な国々で運用されています。多様性は、できるだけ多くの人に平等なサービスを提供するために欠かせない要素です。そのため、Worldの技術は、遠隔地や十分なサービスが行き届かない地域でも稼働できるように設計されています。

データプライバシーとコンプライアンス

World、World財団、Tools for Humanityはいずれも、個人のOrb認証データを一切保存しません。Orbで撮影された画像は暗号化されてあなたのスマートフォンに送信され、直後にOrbから完全に削除されます。

いいえ。World財団およびTools for Humanityは、Orbで取得された認証データ(虹彩データを含む)を第三者と共有したことは一度もありません。今後も共有されることはありません。Worldのデータ保護に関する詳細は、プライバシーポリシーをご覧ください。

いいえ。World財団およびTools for Humanityは、これまで一度も個人データ(生体データを含む)を販売したことはなく、今後も販売する予定はありません。 Worldのデータ収集、管理、プライバシー保護の取り組みについては、プライバシーポリシーをご覧ください。

プロフィールデータおよびWorld Appアカウントは、いつでも削除できます。「設定」 > 「プライバシーと法的事項」から操作してください。アカウントの削除は取り消せないためご注意ください。

手順ガイドを読む

Worldと共有される個人データは、転送時と保存時の両方で暗号化されています。データの取り扱いやプライバシー保護の詳細は、プライバシーポリシーをご覧ください。

人間認証に使用される個人データは、あなたのスマートフォン内にのみ保存されます。 ご希望の場合に限り、Tools for Humanityとデータを共有し、「人間であることの証明」技術の精度向上に協力することができます(任意・いつでも解除可能)。

データ学習への登録方法など詳細は、World Appの機能を有効化する手順ガイドをご覧ください。

Orbによる認証を実施する前に、現地の法律顧問による法令レビューと助言を受けています。このレビューは、データ保護や暗号資産規制をはじめ、労働、ハードウェア認証、マーケティング、消費者保護などを網羅しており、運用は各地域の法令に合わせて調整されています。

World財団およびTools for Humanity(TFH)は、各国の規制要件を遵守し、利用者に安全で透明性の高いサービスを提供するため、世界中の規制当局と連携しています。

この取り組みの一環として、TFHは最初のOrb設置前から現地法令に深く関与し、当局や第三者団体と協力して、World、World財団、TFHに関する透明性を確保しています。

WorldおよびTools for Humanityは、Orbで取得された認証データを一切保存しません。データは原則としてユーザーの端末にのみ保存されます。

Worldは、欧州のGDPR(一般データ保護規則)に完全準拠して設計されており、その他の地域でも生体データの収集や転送に関する各国の法令に対応しています。生体情報の収集は、本人の明確な同意がある場合にのみ行われ、Worldの生体データ同意書で、その目的を明確に示しています。また、未成年者の参加は認められていません。詳細はWorldの利用規約をご覧ください。

欧州においては、Tools for HumanityおよびWorld財団は、バイエルン州データ保護監督局(Bayerisches Landesamt für Datenschutz)の監督下にあります。データ収集およびプライバシー保護の方針については、プライバシーポリシーおよび関連ブログで詳しく説明しています。

いいえ。WorldはVASP(暗号資産サービスプロバイダー)や同様の事業者には該当しません。World Appをダウンロードしてアカウントを作成すると、自己管理型の暗号資産ウォレットが提供されます。Tools for Humanityは、資産の管理や交換サービスを提供していません。

プライバシーに関する詳細情報や関連リソースは、以下のリンクからご覧いただけます。

また、World全体の仕組みや理念については、ホワイトペーパーもあわせてご確認ください。

その他

はい。World Appは米国(ニューヨーク州を除く)でご利用いただけます。米国内でも、World IDの認証やWorld Appのすべての機能を利用でき、WLDトークンの受け取りも可能です。

Worldは、開発者・経済学者・技術者など、グローバルなコミュニティによって支えられる分散型オープンソースプロトコルです。「実在する人間のネットワーク」を構築することを目指し、人間であることの証明、金融インフラ、そしてコミュニティをすべての人に提供します。

World財団は、プロトコル初期の管理者としてWorldの自立的な発展を支援する役割を担っています。 分散化の推進、コミュニティの活性化、ガバナンス設計、トークン設計、配布プログラムの運営などを通じて、その使命を果たしています。 また、財団はTools for Humanityと連携し、サービス展開方針を共同で策定しています。

Tools for Humanity(TFH)は、AI時代の人間のためのテクノロジー企業です(本拠地:サンフランシスコおよびミュンヘン、ドイツ法人あり)。 TFHはWorldプロトコルの初期開発と長期にわたるベータテストを主導し、その後、運営をWorld財団へ委譲しました。現在も、World関連のツール開発や技術提供を行っています。

現在TFHは、World財団向けにソフトウェア開発、ハードウェア製造、運営ロジスティクスなどのサービスを提供しています。TFHとWorld財団は完全に独立した運営組織です。

WorldはEthereumブロックチェーン上で構築されており、効率性を高めるためにレイヤー1およびレイヤー2技術を活用しています。2022年9月15日に実施された「The Merge」により、Ethereumのエネルギー消費量は一夜にして99.95%以上削減されました。 詳細は、Ethereum公式ブログをご覧ください。

Worldの最新情報は、World Appのダウンロード、メールニュースレターの登録、XDiscordのフォローを通じて受け取ることができます。ブログでも随時最新情報を発信しています。

Worldはオープンソースプロトコルとしてグローバルな開発者・個人・経済学者・技術者のコミュニティに支えられています。World GitHub参加、ミニアプリ開発、Worldオペレーターコミュニティオペレーター、World財団助成金などで貢献できます。World財団やTools for Humanityの採用情報はキャリアページをご覧ください。