
Worldはイタリア・ローマに初の拠点を開設し、匿名で「人間であること」を証明できる技術をイタリアの皆さまへ提供します。
イタリアではオンライン詐欺による被害が2024年に1億8,100万ユーロまで急増しました。いま必要なのは、「相手が本当に人間なのか」を確かめられる仕組みです。巧妙化するAIの影響で見分けが難しくなる中、人間とAIを区別することは、現代社会にとって避けて通れない課題になっています。
世界のデジタル課題への取り組み
人間とAIを見分けることは、いまや世界共通の重要課題です。世界の成人のおよそ70%が、オンライン上でディープフェイクにだまされることを不安に感じています。マッチングアプリでは、ユーザーの55%が偽のプロフィールに遭遇したと報告されています。イタリアでは5人に1人(約1,270万人)がオンラインショッピング詐欺の被害に遭っており、25〜34歳の若年層では3人に1人にまで増加します。こうした数字の裏側には、実際の金銭的被害だけでなく、信頼の喪失や、デジタル経済全体への不安の広がりがあります。
「人間であることの証明」が、日常のさまざまな場面で不安を安心に変える例を見てみましょう。
- チケット販売・エンターテインメント: 転売やボットによる買い占めがイベント運営を脅かす中、World IDは、チケットが自動化された転売業者ではなく、チケットが実在する人々に届くことを保証できます。また、イタリアで年間数十億ユーロが費やされているオンラインゲームにおいても、「人間であることの証明」により、ボット集団がゲーム内経済を不正に操作したり、公平な競争環境を損なったりすることを防ぐことができます。
- 金融サービス: Worldの「人間であることの証明」技術を活用することで、銀行や決済プラットフォームは、実在するお客さまと取引していることを確認できます。これにより、プライバシーを守りながら、AIを悪用したなりすましや本人情報の盗用を防ぐことが可能になります。また、データを保存しない仕組みであるため、情報漏えい(データ侵害)のリスクも抑えられます。
- ソーシャルプラットフォーム: マッチングアプリ、SNS、コミュニティフォーラムなどのプラットフォームは、長年課題となってきた偽アカウントの問題に、ようやく本格的に対処できるようになります。利用者は「やり取りしている相手が実在する人である」という安心感を得られ、プラットフォーム側も、過度に個人情報を収集することなく、モデレーションにかかるコストや法的リスクを抑えることができます。
プライバシーを最優先に
Worldの中核にあるのは、「あなたが誰であるかを明かすことなく、人間であることを証明」できるという新しい仕組みです。この技術は暗号技術を用いて、数秒で「人間であること」と「一意性(同一人物であること)」を確認します。デジタル時代の課題に対して、プライバシーを保護したソリューションを実現します。
匿名性を保つ仕組みは、次のとおりです。
Worldで認証する手順はシンプルです。個人情報を守るプライバシー保護技術を搭載した先進的なカメラで「Orb」が、あなたが「人間であること」を確認します。特筆すべきなのは、Worldはあなたが誰であるかを知ることはないということです。氏名や政府発行のID、その他の個人情報は、提出も不要で保存されることもありません。
認証を完了するとWorld IDが作成されます。World IDは、匿名のままオンライン上で「人間であること」を証明するための仕組みです。Worldがあなたの画像や個人データを保存することはありません。このシステムが把握するのはただ一つ、「あなたが唯一無二の実在する人間である」ということだけです。
たとえば、会場に入るために「18歳以上であること」を確認される場面を想像してみてください。通常は身分証を提示しますが、そこには氏名や住所などの情報も含まれます。Worldでは、そうした個人情報を見せることなく、必要な条件を満たしていることだけを証明できます。匿名のまま、要件をクリアしていることだけを示せる仕組みです。Worldはこの考え方を、SNSから金融サービス、ゲームプラットフォームに至るまで、あらゆるオンライン上のやり取りに広げます。
このプライバシーを守る仕組みにより、主導権は常にあなたにあります。「人間であることの証明」をいつ・どこで使うかは、あなた自身が選べます。プラットフォーム側が知るのは必要なことだけです。つまり、相手がボットやAIではなく、実在する人間であるという点だけです。
はじめ方
Worldはイタリアに向けて、プライバシーとセキュリティの両立を支えるインフラを提供します。ここから、実在する人間のネットワークが広がっていきます。詳しくはworld.orgにアクセスするか、World Appをダウンロードして、イタリア国内の最寄りのWorld認証会場をご確認ください。
Worldイタリアに関するよくある質問
World Networkとは何ですか?
World Networkは、オンライン上で「自分が実在する唯一無二の人間であること」を証明できるようにするためのグローバルネットワークです。AIやボットの存在感が増す中で、デジタル上のやり取りにおける信頼を取り戻すことを目指しています。
World IDとは何ですか?
World IDは、個人情報を明かすことなく「人間であること」を証明できるデジタル証明です。氏名や身分証明書、連絡先などの個人情報を共有せずに、オンライン上で「実在する人間である」ことを確認できます。
認証済みのWorld IDはどのように取得できますか?
認証は、先進的なカメラ、Orb(オーブ)を使用して対面で行います。Orbは暗号技術とプライバシー保護技術を用いて「人間であること」を確認します。Orb上にもWorld側にも、画像や個人データが保存されることはありません。
Worldは個人データを収集・保存しますか?
いいえ。Worldが氏名、本人確認書類、電話番号、生体画像などの個人データを保存することはありません。このシステムが確認するのは、あなたが「実在する唯一無二の人間である」という点のみです。
なぜWorldはイタリアで展開するのですか?
オンライン詐欺やAIによるなりすましが増える中で、Worldはプライバシーや透明性を重視し、適切な運用体制のもとで利用できるインフラの提供に取り組んでいます。イタリアは、オーストリア、ドイツ、ポーランド、ポルトガルに続き、Worldが展開するEU内で5か国目となります。
World IDはどのように使用できますか?
World IDは、チケット販売、金融サービス、マッチングアプリ、ゲーム、年齢確認など、さまざまな場面でより安全なオンライン体験を支えるために活用できます。
World IDを使う必要はありますか?
いいえ。World IDの利用は完全に任意です。利用するかどうかや利用するタイミングは、個人が自由に選べます。プラットフォーム側も、World IDを提供するかどうかを判断できます。
イタリアで利用を始めるにはどうすればよいですか?
World Appをダウンロードし、world.org/find-orbにアクセスして、イタリア国内の最寄りのWorld認証会場を訪れてください。
未成年の参加を、Worldはどのように防いでいますか?
Worldでは、18歳以上の方のみがWorld Networkにアクセスできるよう、強固で多層的な対策を導入しています。具体的には、以下の仕組みを組み合わせています。
- アプリ上でのプライバシーに配慮した年齢制限
- 運用スタッフによる確認体制
- Orbによる高度な年齢判定
詳細は、関連ブログ記事『World Networkが未成年者のアクセスと利用を防ぐ方法』でもご案内しています。
さらに詳しく
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