
AIはオンラインゲームの世界を劇的に変えています。
新しい調査によると、10人中7人以上のゲーマーが「無許可のサードパーティ製ボットがマルチプレイの競技性を損わせている(71%)」また、「ゲームをプレイする楽しさを減らしている(74%)」と回答しています。
AI主導のゲームが当たり前になりつつある今、デジタルプレイの体験を守ることは、これまで以上に重要になっています。そこで、ゲーミング製品の世界的リーダーであるRazerとWorldは、業界初のパートナーシップを発表しました。この取り組みは、ボットによる悪影響を軽減し、認証済みの人間ゲーマーの体験向上を目的としています。
「World ID認証済みのRazer ID」のご紹介
このパートナーシップの中心となるのは「World IDで認証されたRazer ID」です。これは、安全なシングルサインオン方式の「人間であること」を証明する技術で、Razer IDにおいて実在するゲーマーであることを認証します。
「World ID認証済みのRazer ID」により、ゲーマーはWorldの匿名性を保った人間認証をRazerのシングルサインオン(SSO)アカウントに任意で追加できます。これは、ゲーマーにより安全で、より本物らしく、より没入感のある環境をつくることを目的としています。主な利点は以下のとおりです。
- 実在するプレイヤーと公正にプレイできる
- ゲーム開発者が人間認証を活用して高度なボット対策を導入し、ゲーム内ハラスメント防止を強化できるよう支援
- シームレスなログインを実現するプレイヤー認証
World IDは匿名かつセルフカストディ であり、プレイヤーはプライバシーが確保され、個人情報が安全に守られている安心感のもと、「World IDで認証されたRazer ID」によって強化されたゲーム体験に集中できます。
このソリューションを初めて統合するゲームはTOKYO BEASTで、2025年第2四半期にローンチされる予定です。
ボットへの不満の高まりと、人間認証需要の拡大
WorldとRazerのパートナーシップは、Tools for Humanityが委託した第三者調査を背景にしています。この調査では、AIやボットがゲーム体験に与える大きな影響が示されるとともに、人間であることの証明が新たな解決策として期待されつつあることが浮かび上がりました。
調査では、ゲーマーの約6割(59%)が「不正なサードパーティ製ボットに頻繁に遭遇している」と回答しました。週10時間以上プレイするヘビーゲーマーでは、その割合が70%に達しています。では、彼らの最大の懸念は何でしょうか。
- ボットのせいで、カジュアルゲーマーが気軽にゲームを楽しめなくなっています。
- ボットは実在のプレイヤーを不利にします。
- ボットは不正に有利な立場を得るために利用されることがあります。
- ボットによって、ロビー内のプレイヤー数が不正に水増しされることがあります
- ボットが介入することで、ゲーム内経済がゆがめられることがあります。
- ボットは戦利品やレアアイテムを不正に獲得することがあります。
全体として、ゲーマーの52%が「マルチプレイヤーにおけるボットは体験を悪化させる」と答え、改善すると答えたのはわずか20%にとどまりました。また、5人に1人(18%)がボットを理由にゲームを完全にやめたと答えています。さらに、87%のゲーマーが「対戦相手が人間かどうかを知ることは重要だ」と考えています。
これこそが「World ID認証済みのRazer ID」が目指すところです。
ゲーマーにプライバシーを確保した安全な人間認証手段を提供することで、実在するプレイヤー同士が信頼できる環境で公平に競い合え、すべての人にとってゲーム体験が向上します。




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WorldとRazerのパートナーシップの詳細については、公式パートナーシップページをご覧ください。また、Worldの各種ソーシャルメディアで日々の会話に参加したり、ページ下部からブログニュースレターに登録することもできます。
プロジェクトに関するより詳しい情報は、Worldプロトコルのホワイトペーパーでご確認いただけます。