Worldの1年を振り返る:
2024年を象徴する4つの節目

Dec 20, 2024 0 Minute Read

2024年、World Networkは大きな成長を遂げ、[signups_count] 人のWorld ID認証済みユーザーを含む、2,000万人以上の方がネットワークに参加しました。

AIが進化し続ける中で、オンラインで人間であることの証明(Proof of Human)の重要性はますます高まっています。ここでは、World ID と世界中のWorld コミュニティが 2025年以降も拡大を続けるための基盤となった、4つの重要な出来事を紹介します。

A New World イベント

2024年10月、共同創設者のAlex BlaniaとSam Altmanがサンフランシスコで登壇し、ネットワークの最新の進展とアップデートを発表しました。

このA New Worldイベントでは、最新世代のNvidia搭載Orb新しい認証方法の発表、ミニアプリを搭載したWorld App 3.0のリリース、本人確認情報を備えてさらに進化したWorld ID 3.0の発表、そしてプロジェクト名称をWorldcoinからWorldへ改めるリブランディングが行われました。

このイベントでは、数十万人がオンラインで視聴したほか、世界各地から開発者や技術者などもサンフランシスコに集まりました。

まとめ: A New Worldは、その年最大のイベントであり、テクノロジーとコミュニティを中心に据えて開催されました。以下から基調講演のハイライトを再視聴できます。

匿名化の大きな前進

2024年の春、World「秘匿マルチパーティ計算(SMPC)」の導入を発表しました。

この応用暗号技術の進展により、個人情報の完全な秘匿化と古い虹彩コードの削除が可能になりました。つまり、World IDの認証に使用される情報は、単に暗号化されるだけでなく、複数の秘密の断片に分割され、信頼できる複数の機関に分散されます。

5か月後、WorldはMPCの改良版である「匿名化マルチパーティ計算(AMPC)」を発表しました。この新システムは 2025年1月までに完成予定で、暗号化されたデータの断片をWorld財団や関係組織が扱えないようにすることで、匿名化されたデータが個人に結び付けられる可能性をなくします。

まとめ:Worldは2024年、高度な暗号技術を用いて、セキュリティ・匿名化・デジタルプライバシーにおける新たな標準を確立しました。

World Chainのローンチ

4月、World財団は、ネットワークの急速な成長と高まる人気を受けて、World独自のL2ブロックチェーン「World Chain」を立ち上げることを発表しました。

World Chain は、大規模なスケールで処理能力を大幅に向上させ、より高速で低コストかつ信頼性の高い取引を可能にするよう設計されました。発表当時、利用が集中した期間には、World Appのユーザー取引がOP Mainnetのアクティビティ全体の80%以上を占めていました。

10月、人間を最優先にしたブロックチェーンとして、World Chainが正式にローンチしました。それと同時に、人間向け優先ブロックスペース(PBH)という画期的な仕組みも発表され、認証済みのWorld ID保有者はブロックの先頭で優先的にトランザクションを実行できるようになりました。これにより、人間向けに無料のガス枠が提供されるなど、よりスムーズな利用体験が実現しました。World財団アドバイザーのLiam Horne氏は、「これまでボットに奪われていたリソースを、人間に取り戻すのです」と述べています。

World Chainは、開発者に対して「実在する人間のためのアプリケーション」を構築する機会も提供します。World IDとWorld Appウォレットを活用することで、プロジェクトにデジタルアイデンティティや金融機能を容易に組み込むことができます。

まとめ:人間を最優先に設計されたブロックチェーン「World Chain」は、2024年に新技術と人間向けの無料ガス枠を備えてローンチしました。

世界的な成長 

World Networkはこうして2024年を締めくくりました。 この時点でWorld Appの利用者は2,000万人を超え、World ID認証済みユーザーは約1,000万人に達しました。

この世界的成長は、オーストリアブラジルコロンビアマレーシアポーランドなど多くの国々で新たにWorld IDの認証が開始されたことによって実現しました。さらに、追加のWLDトークンを獲得できるWorld ID パスポート認証の導入により、何億人もの新たな人々がネットワークへアクセスできるようになりました。

10月に登場したミニアプリは、World IDの幅広い使い道を示すと同時に、World Networkの規模の大きさを改めて示しました。12月中旬の時点では、ミニアプリの利用は1日あたり約500万回にのぼり、表示回数は800万回を超えています。こうした認証済みユーザーによる活発な利用が好循環を生み、開発者による新たなミニアプリの開発が進み、さらに多くの人々に利用されるようになっています

まとめ:World Networkは2024 年、新たな国での展開やネットワークへの新しいアクセス手段、そして実用性の高まったWorld IDアプリケーションにより、大きな成長を遂げました。

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